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執筆者の写真竹原薬局

ロキソニンの話

解熱鎮痛剤の中でよく売れているロキソニンシリーズ。

飲み薬は医療用の効能又は効果には

・関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛

・手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛、消炎

・急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)

となっています。


一般用では

・頭痛、月経痛(生理痛)、歯痛、抜歯後の疼痛、咽頭痛、腰痛、関節痛、神経痛、筋肉痛、肩こり痛、耳痛、打撲痛、骨折痛、ねんざ痛、外傷後の鎮痛

・悪寒、発熱時の解熱

となっています。


メインの成分は両方

ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)

となっています。


また、一般用では色々なメーカーから色々な名前で販売されていたり、ロキソニンSシリーズだけでも

ロキソニンS・ロキソニンSプラス・ロキソニンSプレミアム・ロキソニンSクイック

とあります。

ロキソニンSクイックは最近発売された物になります。


胃粘膜保護成分が入っていたり、無水カフェインやアリルイソプロピルアセチル尿素が入って鎮痛効果を高めたり助けたりします。

クイックは早く溶けるようになっています。


たまに、ロキソニンの一番成分の多いのを下さい。って来られる方がおられます。

ロキソニンの主成分はどれも同じだと伝えると、ドラッグストアではロキソニンの一番成分の多くて効くやつだと売ってくれた。自分にはあれしか効かず、あれがないと頭が痛い。と言われた事もあります。


ロキソニンSは第一類医薬品なので、薬剤師しか販売ができませんが、そのようなウソの説明をすると周りのお店も困ってしまいますし、完全に薬物依存、薬物濫用を思わせる方でした。


ロキソニンSプレミアムについては、アラルイソプロピルアセチル尿素と無水カフェインが入った物と、普通のロキソニンSの解熱鎮痛作用を比べたデータを探しても見つからないので、ハッキリとより効くとは言えません。


どの薬にとってもですが、薬を飲む時は少し多めの水を飲むのが良いですよ!

僕のオススメは、お白湯です!


最近多い水なしで飲めるお薬ですが、色々と調べると、水で飲むのが1番いいです。

血液中の薬の濃度のピークだけでみると、水なしで飲める薬を水で飲む、普通の薬を水で飲む、水なしで飲める薬を水なしで飲む

の順に血液中の濃度がピークになる時間が遅くなります。


また、少ない水では食堂に錠剤等がはりついた場合、炎症の原因にもなります。


お気をつけ下さい!


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