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今年の風邪は、喉にくる風邪が多いような気がします。
「喉が痛い」という症状には色々と種類があり、それぞれにお薬が違います。
痛み止めは痛みを誤魔化してくれるだけで、治してくれる訳ではありません。総合風邪薬は、必要のない成分まで入っているので、喉の痛みに特化したお薬が必要です。
症状とお薬について簡単に説明していきます。
1.乾燥して喉が痛い
喉を潤してくれるお薬が必要です。
2.喉が痛くて痰も鼻水も出る
喉の炎症をとりつつ、鼻水をでないようにしてくれるお薬が必要です。
3.喉が痛くて寒気がする
体を温めてくれるお薬が必要です。
4.喉が腫れて痛い
炎症を取ってくれるお薬が必要です。
1.については、乾燥した咳も出そうですね。麦門冬湯が1番に浮かんでくる症状です。
2.については、鼻詰まりもありそうな感じですね。桂麻各半湯がいいと思います。桂枝湯と麻黄湯を1/3ずつ混ぜたお薬で、あまり使われませんがいいお薬です。
3.については、寒気がする。と言うところで葛根湯です。
4.については、喉が腫れて痛い。炎症が起きているので、銀翹散がいいと思います。
葛根湯は上半身の炎症に使われる事が多く、乳腺炎にも処方されたりします。しかし、炎症が起きているので冷やすお薬の方が向いていると思います。僕は乳腺炎の相談には銀翹散をオススメしています。
また、たんぽぽ茶をオススメされる方もおられますが、炎症が起きる前ならいいと思います。しかし、たんぽぽ茶よりも冷やす牛蒡子という牛蒡の種のお茶もオススメです。
話がそれましたが漢方薬を飲む時は、〜のあるものの次の諸症:と書いてある〜の部分が当てはまるかどうかで決めて下さい。
ここの部分と症状が合っていたら効果があらわれますが、合っていない場合はお薬は不味く思った効果が得られない事が多いです。
分からない時はしっかり相談して書いましょう。
またそれぞれの体質に合わせてお薬が分かれているので、とりあえず風邪薬という場合は、参蘇飲か川芎茶調散がオススメです。年齢層も体力などもあまり気にせず幅広く飲めますが、ちょっと飲んだからすぐに良くなるようなお薬ではありません。
また妊婦の方は、香蘇散をオススメしますが、エキス剤よりも生薬を刻んで香りの強い物がいいとされています。
少しの違いで、効果はすごく変わることがありますからね！漢方薬は凄いですよね！
もし、喉が痛くなったら早めにお薬を飲んで早く直しましょう！
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