最近SNSで若い人が新型コロナウイルスに感染したって報告をよく見ます。
共通しているのは、高熱が続いて辛いという事。発熱は体がウイルスと戦っているからだけど、高熱が続くのは辛いと思う。
男性の場合、高熱が続くと生殖機能にも影響が出ると聞いた事があります。
また、新型コロナウイルス感染症に使われる解熱鎮痛剤は、初期の頃はアセトアミノフェンだけど言われていましたが、イブプロフェンを飲んで熱を下げると重症化するといった科学的根拠がない為、イブプロフェンやロキソプロフェン製剤が処方されていると思います。
※厚生労働省、EMA、FDA、WHOの見解
発熱だけについて漢方薬で言えば、
発熱して体が熱く汗が出ない時は麻黄湯
発熱して背筋がゾクゾク寒い時は葛根湯
ただ、両方風邪の引き始めで体力がある方向けの薬です。
発熱、喉の痛み等の症状は、感染の第一段階で体の表面でウイルスの侵入をとめている段階になります。
第二段階になると味覚障害や嗅覚障害が出てきます。
ウイルスが体の深くに入り込んでくるイメージです。
感染の段階が上がると、薬はより強い薬になりそうなイメージですが、体は弱っていく為に薬も弱くなります。
昔、研修会で関西から講師を招いていた時に、関西では昔から高熱が出たら、熱い風呂に入り、熱い鍋焼きうどんに生姜をたっぷり入れて食べたらいいと言われている。と教えて貰いました。熱いお風呂に入っている時にグツグツ煮えてるうどんを食べていた。と笑いながら体験談を教えて下さいました。
無茶苦茶に聞こえるけど、汗をかいて熱を下げようとしています。
しかし、なぜ香辛料が唐辛子ではなく生姜なのか?
唐辛子も生姜も体を温めるが、唐辛子は体の上部、生姜は体全体を温めます。
日本の漢方薬では唐辛子を使っている物は知っている限りありません。
生姜を乾燥させた物や、生姜を蒸して乾燥させた乾姜は使います。
乾姜は生姜よりも体を温めてくれます。
また、熱を下げる為に汗をかいたら、しっかり水分補給をして下さい。
水分補給は、スポーツドリンクではなく、吸収の速い経口補水液がベストです。
食事は摂りにくいけど、糖分や炭水化物をしっかりとって、体にしっかり栄養を与えて下さい。
そしてしっかり寝ること。
高熱で寝ていても、途中で目が覚めてしまう。という方もよく見ますが、しっかり食べてしっかり寝る事が回復への近道です。
厚生労働省の最新治療ガイドラインはこちら
最新の治療法、治療薬、重症度分類等が載っています。
感染者、感染者の友人やご家族の方は、一度目を通しておくといいかと思います。
感染者全員が早く回復して元の生活ができる事を祈っています。
今日は本当は教えて貰って簡単で美味しかった料理の話をしようと思っていたんですが、それはまた今度で!
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