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執筆者の写真竹原薬局

目の感染症、目からの感染症

目は体で唯一の剥き出しの粘膜です。そんな目の感染症、目からの感染症について分かりやすく説明します。

目の感染症と言えば、結膜炎、麦粒腫(ものもらい)等が有名です。

結膜炎は、アレルギー性と感染性に別れます。アレルギー性は花粉などのアレルギーから、感染性は細菌やウイルスによってひきおこされます。

アレルギー性結膜炎はアレルギーを抑える目薬を使います。市販にも多くの種類があります。

感染性の場合原因によって違いますが、細菌性の物は目やにが多く出る特徴があり、抗菌目薬などを使います。

ウイルス性の場合、ウイルスの種類によって症状も治療法も変わってきますが、薬局・薬店・ドラッグストアには薬がない為、病院を受診しましょう。

麦粒腫(ものもらい)は主にブドウ球菌によって起こります。抗生物質や抗菌目薬などを使います。


目薬についてですが、結膜の容量は約0.02〜0.03mlと言われています。目薬1滴は約0.04〜0.05mlです。目薬1滴のほうが多く、流れ出る方が多いんです。目薬を2滴3滴点眼するのは、満タンのコップにじゃぶじゃぶ水を注ぐのと同じです。


目薬を使用する時はルールがあります。ルールを守って正しく使いましょう。

キレイに手を洗う→点眼する→目頭を抑える。

まぶた、まつ毛、眼球に触れない、期限の切れた物は使用しない、何滴も点眼しない、パチパチ瞬きをしない、寝る前の目薬は目やにの原因なので点眼しない、2種類以上の目薬を使用する場合は最初に点眼してから5分以上開けて点眼して下さい。

目薬に書いてある期限は未開封の期限です。処方された目薬は開封した日から1ヶ月、市販の目薬は3ヶ月が期限になります。


目の感染症の予防方法は、手洗いでほとんど防げます。正しい手洗いをしっかり身につけて下さい。


一方で目からの感染症は、目に付着したウイルス等が目で増殖し、目の汚れなどと一緒に涙のうから鼻や口、喉へ落ちていく中で感染すると考えられます。

点眼後に鼻の奥などが苦くなる事がありますが、目薬が鼻の奥に落ちてきているのです。

目からの感染は一説で、目から感染したと言えるだけのエビデンスはないように思います。しかし、少なからず感染の可能性はあるのでしっかり予防しましょう。

例えば飛沫などによる感染は、眼鏡では防ぎきれない事がある、と言われています。物理的な予防は、マスクをして飛沫を飛ばさない、コンビニなどのレジによくある透明のシートごしに話すなどになります。

手には菌やウイルスがいると思って、目を触る前には必ず正しい手洗いをしましょう。


物理的以外の予防方法は、菌やウイルスがもし体内に入っても増やさない!方法としては免疫力を高く保つ事しかありません。

食事をしっかりとり、しっかり寝て、ストレスを溜めない、体を動かす等今できる事をしっかりやっていきましょう。お薬を使って免疫力を高く保つ方法はお問い合わせください。



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