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執筆者の写真竹原薬局

漢方薬でダイエット

最近、若い女性が痩せるのに漢方薬を使いたいと言われます。

特に「防風通聖散」テレビで「ナイシトール」と言う名前でCMしていたお薬です。


この「防風通聖散」は、飲んで痩せる人はかなり少ないのは知られていません。

普通の方が飲んでも下痢をするだけで、大して痩せないでしょう。やつれる人はいるかもしれませんが…。


じゃあ痩せる薬はあるのか?

あるかないかで言えば、あります。

但し、これですよ!とは言えないです。


漢方薬は選び方が特に重要で、選び方を間違えたら副作用で辛い思いをする事が多くなります。

なので、漢方薬は特に相談して選ばなくてはいけません。


選び方の一例としてツムラの医療用葛根湯の効能を見てみましょう。


自然発汗がなく、頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症:感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん


と、書かれています。


この中で一番重要なのは、次の諸症までの言葉。

特に「比較的体力のあるもの」

体力のない人には、強すぎる薬なので飲ませる事はできません。

虚弱体質といわれる方は飲む事ができないお薬です。


インフルエンザに麻黄湯が効果ふがある、と言われた事もありましたが、麻黄湯は体力のある人しか飲んではいけないお薬です。


次に、どんな症状なのか?を見ていきます。


なので、ダイエットにコレ!

ではなく、あなたにはコレ!

となるのです。


そして漢方薬の分かりやすい所は、今のあなたに必要な薬であれば匂いも良く、飲みやすいですが、不必要な薬の場合は匂っただけでえずいたり、かなり飲みづらいです。


良薬は口に苦し。と言うのは嘘でしょう。

無理して飲むのは、体に良い事は一つもないのでやめましょう。


「ダイエット=痩せる」のではなく

「ダイエット=健康的な体作り」と思って下さい。


そして忘れてはいけないのは、その脂肪はあなたのお金の分身だと思って下さい。

痩せる為にまでお金をかける必要はないでしょう。

健康的な体づくりの為にジムに通うのなら分かりますが。


安易に薬で痩せよう!というのはリスクしかないので、良く考え、プロに相談してお薬を選んで下さい。

あの人が飲んでるから私も。というのは絶対に辞めて下さい。毒を勧められてるのと同じですよ!


防風通聖散の副作用には、命に関わる"間質性肺炎"や"肺機能障害""肝機能障害"もありますよ!


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