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執筆者の写真竹原薬局

薬屋の教える料理

料理といえば、食材の栄養素を気にする方が多くいらっしゃいますが、薬膳料理は五味五性と呼ばれる味覚で感じる味だけでなく、味の持つ作用や食材の持つ性質を考えます。


五味

酸・苦・甘・辛・鹹

五性

熱・温・平・涼・寒

に分類されます。それぞれに役割があり、五味五性を料理に取り入れるとダイエット食は今までと大きく変わるでしょう。


もっと深く考えると、五行・五季・五官・五色や五臓六腑等も含めて考えます。

しかし、深く考えるのは料理と一緒に考えていきましょう。


一番身近な薬膳料理は、レモンのはちみつ漬けです!!

青春スポーツ漫画に出てくるアレです!!


なぜレモンのはちみつ漬けが薬膳なのか?

スポーツで汗をかき、体からは水分が減り、疲労している状況です。


レモン-酸味-引き締めたり固めたりする性質。酸っぱい物を食べると、口をすぼめてしまいませんか?酸味は、出過ぎる物にブレーキをかける性質があります。酸っぱい物の代表である梅干しは、下痢や寝汗を止めるのに使われてきました。

口をキュッとすぼめる状況が皮膚で起きて、汗を必要以上に出さないようなイメージを想像して下さい。


ハチミツ-甘味-筋肉や精神の緊張を緩める性質。滋養強壮作用もあり、体力消耗時や虚弱体質にも有効。甘い物は太ると言われますが、色々な物を外に出ないように引き付ける性質がある為です。


いかがでしょう?

違う側面からレモンのはちみつ漬けを見ると、理にかなっていると思いませんか?

普段の生活でレモンのはちみつ漬けを食べたくなる状況はほとんどありません。

普段の生活では必要がなく、食べなくても何ら問題がないのです。


酸味、甘味以外は

辛味-体内に溜まった寒さや熱や湿気を体の外に排出する発散発熱作用。

苦味-余分な水分を除いて、柔らかくなり過ぎたものを固くする。むくみを取るのにもつかわれる。熱をとったり、精神を安定させる作用もある。

鹹味-しょっぱい味の事。固い物を柔らかくする、詰まっているものを取り除く。


その時々に必要な食べ物は違いますし、夏の野菜は夏に、冬の野菜は冬に食べるだけでも食養生になります。


特に女性の場合、生理痛が酷い、体が冷える、肌の悩み、むくみ、便秘等の悩みを持たれている方がいらっしゃいます。

こういった悩みも食を見直して改善し、健康に日々を過ごしていきましょう!





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